Premiere Tips -上級編- 調整レイヤーの便利な使い方

Premiere Tips -上級編- 調整レイヤーの便利な使い方

概要

調整レイヤーの使い方

図のようにネストを使わずに調整レイヤーを使って複数のクリップをズームする方法をご紹介します。

動画解説

STEP01

今回は赤枠のクリップに対して100%〜140%にズームする動きをつけます。

プロジェクトパネルにある新規項目をクリックして調整レイヤーをクリックします。

調整レイヤーを作成

調整レイヤーダイアログボックスが表示されるので、設定に問題がなければOKをクリックします。

調整レイヤーダイアログボックス

STEP02

調整レイヤーが作成されるので、動きをつけるクリップの上のトラックに調整レイヤーを載せます。

調整レイヤーをトラックに

STEP03

プロジェクトパネルの隣にあるエフェクトパネルをクリックし、赤枠の検索窓にトランスフォームと入力すると今回使用するエフェクトが表示されます。
エフェクトパネルが表示されていない場合は、メニューバーのウィンドウからエフェクトをクリックすると表示されます。

トランスフォームエフェクト

トランスフォームを調整レイヤーにドラッグ&ドロップしエフェクトを適用させます。

調整レイヤーにトランスフォームを適用

STEP04

調整レイヤーの始まりの位置にスケールの値100でキーフレームを打ち、終わりの位置で値140でキーフレームを打ちます。

トランスフォームのスケールにキーフレームを打つ

これでネストを使うことなく100%〜140%までズームしていく動きができています。

調整レイヤー無効、有効

おまけTips

調整レイヤーは透明レイヤーなので、例えば全体をモノクロにしたい場合など1レイヤーで処理できます。仕上げに全体調整したいときなど便利です。

全体をモノクロにした例

information

検証日:2021-05-06
環境:macOS Mojave(10.14.6) / Premiere Pro 2020(14.6)